老後2000万問題を始め
「お金」に関する様々な問題が囁かれる昨今では
将来に漠然とした不安を抱え
何かとお金に対する知識を身につけようとしている方は多くなっているように感じられます
実際に私がそうで
お金に対する知識を身につけるためにも
FP(ファイナンシャル・プランナー)を勉強し始め
FP3級取得後、FP2級試験にまで合格しています
当記事では
といった方に向けて、
実際にFP(ファイナンシャル・プランナー)3級技能士試験に独学で合格した経験を元に
FPを取得するメリットや具体的な勉強方法をお伝えしていきます
取得するメリットですが、簡潔に言えばお金に対する知識が深まるということです
え、それだけ・・?
という感じですがすべての物に「お金」は必要です
それだけでも非常に大きなメリットです
また独学で合格するために購入する参考書は1冊で十分です。
お金が全てではないが、全てにお金が必要である。
ー闇金ウシジマくんより
FP3級資格
FP資格を取得するためには「学科試験」と「実技試験」に合格する必要があります。
それぞれ午前と午後に分かれているよ!
実技と言っても実際に何かをする試験では無いのでご安心下さい。
「学科試験」と「実技試験」ともに試験はマークシート形式です。
試験実施団体
FPの試験を実施している団体は「FP協会」と「金財」の二通りあります。
どちらの団体に申し込んでも午前の「学科試験」に違いはありませんが
午後の「実技試験」に違いがあり
FP協会では「資産設計提案業務」、
金財では「個人資産相談業務」もしくは「保険顧客資産相談業務」を選んで受験します。
そのため自分が受験しようと考えている実技試験に対応している団体に申し込む必要があります。
考えるの面倒だし取り敢えずおすすめだけ知りたい!
という方は、
FP協会の「資産設計提案業務」を受験するのがおすすめです。
「資産設計提案業務」 は学科試験の内容が元になっている三択20問の試験です。
そのため学科試験の勉強で実技試験までカバー出来て効率的に受験することが出来ま
別に、「他の試験がダメだ!」というわけではありませんが、
そもそも受験科目に迷って行動に移せないのが最もダメだと思うので
ここでは取り敢えずおすすめを上げました
取得するメリット
最大のメリットは冒頭でも言ってたとおり
「お金に対する知識を身につけられること」です
今の人生100年時代において
お金に対する知識を身につけられるのは長期的に考えて大きなメリットです
日頃の生活は勿論!
税金の事であったり、保険の取捨選択、資産運用、住宅取得資金・・
と幅広い分野で役に立ちます。
長い人生においてお金はつきもので同時に不安もつきものです
流石にFPを取得することですべての不安が無くなるということはありませんが
それでも取得することで不安を払拭する手助けにはなってくれます
また幅広い分野を勉強するので自分の向き不向きが分かるようになり
次なる資格やキャリアアップなどのステップアップになるのもメリットの一つです。
難易度
結論だけ言えば簡単な資格です。
国家資格と言っても合格率は驚異の7~8割!
午前の学科試験ではマルバツ30問、三択30問
午後の実技試験は選択にもよりますが択一式が20問程度・・
といった
運だけでも何とかなるんじゃ・・?
と思わせる試験問題です。
どのように勉強するかにもよりますが1ヶ月程度あれば合格することができます。
取得するデメリット
デメリットは2つあります。
まず1つ目のデメリットですが、
メリットでもあることですが試験が簡単なことです。
合格率は驚異の7~8割で問題も簡単ですから、
資格にそれといって専門性がありません。
勉強することに大きなメリットがあるのは事実ですが、
残念ながら、3級の場合、
取得したからと言って就職や転職に特に大きな変化はないでしょう。
2つ目のデメリットですが、
不合格だった場合の精神的ダメージが大きいということです。
「FP3級」=「簡単な資格」という風に一般的には認知されています。
実際、間違っているわけではないのですが、
それが理由でたいして勉強せずに試験に挑む人が多く、
合格率驚異の7~8割の残り2~3割を生んでいるという現状があります。(一部ですが)
世間にそう認知されている以上、
不合格だった場合の精神的ダメージは大きく、
FP3級に挑む最大のデメリットとも言えます。
それを防ぐためにもしっかり勉強して試験に挑みましょう。
購入した参考書
私は「みんなが欲しかった」シリーズの本を使用しました。
「みんなが欲しかった」シリーズは少し厚いですが、
その分イラストが多く堅苦しい分野でも比較的楽しく読めるのでおすすめです。
※参考書を購入する際は最新のものか確認しましょう。
しっかり対応してるか確認しないと試験と内容が違う場合があるよ!
また、購入する参考書(教科書)は1冊で十分です。
不安で色々と買いたくなる気持ちも十分理解できますが、
知識の定着という点で考えた場合、1冊に絞ったほうが合理的です。
私は教科書とは別に同シリーズの過去問集も購入したのですが、
今の時代、
過去問など調べればいくらでも見つかるので振り返るとこれは不要だったなと思います。
実際に使った方法
- 教科書をキリのいいとこまで読む
- 対応範囲の過去問を解く
- 間違えた問題を教科書でチェック
※過去問は自分で手に入れるものと仮定します。
上の要領で全て読み終えた後はひたすら過去問を解いてました。
過去問を解いててつまずいた問題で出会ったら、
試験前で良かった~
と思いつつ、定期的に教科書に戻ります。
正直、過去問を覚えればある程度合格に近づきますし、
短期間の勉強で合格できるかもしれませんが、
それでは「お金に対する知識を身につけられること」という
メリットが最大限活かせないのであまりおすすめしません。
知識を深めたいなら最低でも1ヶ月程度はしっかりと勉強する必要があるでしょう。
試験当日
試験当日のスケジュールですが、
午前試験は10時~12時
1時間半の昼食休憩をはさみ、
午後試験が13時30分~14時30分という流れです。
※私が受験したスケジュールです(2021年)ので今後多少の変化はあるかもしれません。
また当日の持ち物ですが、
受験票・筆記用具・計算機(電卓)・本人確認書類(顔写真付き)
※例外等あるので詳しくは受験する団体のHPをご覧ください。
意外に重要なのが事前に昼食休憩時の時間の使い方をイメージしておくことです。
会場にもよりますが、基本見慣れない土地だと思うので休憩するのにも色々と時間がかかります。
最悪のコンディションで午後試験を迎えないためにも、
あらかじめトイレや昼食場所を調べておきましょう。
また午前試験ですが、
問題を解くのに2時間もかからず、自分が終わり次第退出することが出来ます。
昼食休憩にたっぷり時間を取りたいので1時間ぐらいで切りあげるのをおすすめします。
気をつけたい電卓の機能
普段あまり意識しませんが、
電卓には関数機能であったりM(メモリー)機能等様々な機能が備わっております。
一部機能(関数機能等)が備わっている電卓は持ち込めないので、
受験する前に一度自分の電卓にどのような機能が備わっているか確認しておきましょう。
意外と便利?M(メモリー)機能
電卓のあまり使ってないボタンにMRC(MR・MC)、M+、M-などありませんか?
それらはM(メモリー)機能と呼ばれ、
FP試験ではその機能が備わった電卓は持ち込むことが出来ます。
関数機能がある電卓や複利計算が出来る電卓は持ち込めないよ!
結論ですが、
M機能を使えば四則演算の順を意識せず計算することが出来ます。
非常に便利ですが、凄い差をつけるポイント!とかでは無いのでご了承ください。
2×3+8×4をM機能を使わずに計算すると、
一度2×3の計算結果をメモする必要がありますが、
M機能を活用するとメモする必要がなくなります。
また、計算の順を意識しなくて良いので時間的にも楽になります。
現状、FP試験では債券の利回り計算が少し楽になるぐらいですが、
知っておいて損はない機能でもあると思うのでので目を通しておきましょう。
MRC、M+、M-ですがそれぞれ
- MRC(MR、MC):メモリーリメンバー、クリア
- M+:メモリープラス
- M-:メモリーマイナス
と読みます。
MRCはMRとMCを統合したキーで一回押すとMR、二回押すとMCを押したことになります。
M機能とは箱のようなもので計算結果を覚えさせたりすることができます。
表面利率(クーポンレート)3%、残存期限5年の固定利付債券を額面100円あたり102円で購入した場合の最終利回り(年率・単利)は()である。税金等は考慮せず表示単位の小数第三位を四捨五入して求めよ。
FP3級2021年9月試験より
A:2.55%です。
M機能を使わずに計算すると、
四則演算の順的に一度分子を分けて計算するため
計算結果をメモしたりやや面倒ですが、
M機能を使えばそうする必要はありません。
M機能を使うことで時間的に優位に立てます。
まとめ
①FP3級は独学で十分合格可能!
最大のメリットは「お金に対する知識を身につけられること」
一方、デメリットは試験が簡単で専門性が無いこと。
ただし、勉強する範囲が広いのでステップアップに最適な資格。
➁当日の昼食休憩の時間の使い方が大事!
試験会場が地元ではない人は特に、
あらかじめ昼食場所等チェックしておきましょう。
③購入する参考書は1冊でOK!
勉強法は教科書を読んだ後に過去問→教科書のループ。
じっくりと1ヶ月程度勉強すれば合格できます。
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